魂のうんこ日記

つるりとした一本糞が描く放物線は健康への架け橋だ

落花生人

ここ最近、すごく軟便気味だった。

 

5回中3,4回は軟便。

 

何でこんなに何遍も軟便ばかり出るんだよとふて腐れ気味だったが、どう考えてもやっぱりこれしか原因が思い当たらない。

 

 

 

 

 

 

落花生食いすぎ。

 

 

 

 

 

 

 

 

はいズバリ、正論。ざっつらいと。えぐざくとりー。

 

おやつ程度にちょっと摘むだけだったつもりが、なんとなくやめ時を逃して、とうとう一袋全部一人で食っちまった・・・

 

 

 

 

 

 

 

 

そんな甘っちょろいレベルじゃない。

 

文字通り、ここ2ヶ月ほど、落花生を主食として生きていた。

 

落花生が、初期ザックジャパンのトップ下の本田くらい、不動で、アンタッチャブルでアンリム-バルな存在として、俺の食生活のど真ん中に君臨していた。

 

 

 

 

 

 

もともと落花生は好きだった。かろやかなさくさくとした歯ごたえ、素朴な甘み、そして糖質がそんなに高くない割りに満腹感が得やすいという、現代の糖質過多社会においてはまことに慶賀すべき特質を、俺はかねてからかなり高く評価していた。

 

 

30歳を超えてやっと実家を出て、夜食代わりに毎日のように食うようになって、どうせ米を炊くのもそばを茹でるのもいい加減面倒くせえし、糖質量も気になるし、だったらもう夜は落花生を米代わりにすればいいじゃねえかと思ったのだ。

 

流行の「一食だけ置き換えダイエット」的なノリだ。

 

そしたらなんと、夜だけ落花生主食生活を始めたのとほぼ時を同じくして、長年悩み続けた乾燥肌が治った。

 

便に関しても、もともと硬便体質で、しょっちゅう実家の便器を詰まらせて、一筋縄ならぬ一筋水では流れてくれない自分の糞に「糞っ!!」と悪態をついていたのに、明らかにしっとりした便が多くなった。

 

他にも実家を出たのをきっかけにいろいろ変えてみた事はあったにはあった(後々記事でお伝えすると思う)のだが、落花生贔屓の俺としては、乾燥肌改善以来、落花生様が後光をいただいて見えるようになってしまった。

 

お気に入りは近所の業務スーパーで売られている神戸物産の「殻付落花生160g」で、こいつお目当てに、毎日よって買っていけるよう、ついには通勤通路まで変更した。

 

言っておくが、結構いかつめの三十路男が、毎日ほぼ同じ時間にやってきて、菓子パンやおにぎりなどオーソドックスな食い物ならまだしも、必ず落花生みたいなニッチで渋い食い物を買っていくのは、なかなか恥ずかしい。

 

その恥ずかしさと天秤にかけても、落花生を食卓に上げられないデメリットの方が大きくて、意地でも買っていった。

 

もちろん、糖質さえ気にしなければ、ハンバーガーだろうが牛丼だろうが、好き勝手食うだろう。アパートの近くに、昔は毎週のように足を運んでいたラーメン屋もある。

 

しかし、今の俺には、大前提として「極力糖質を摂らないようにする」というのがある。

 

それでなおかつそれなりに満腹感が得られるものとなると、どうしても落花生に頼りがちになってしまう。

 

朝も落花生にコーヒーになり、ついには職場で食う昼飯まで落花生になってしまった。

 

昼休みにコンビ二の弁当やカップラーメンを食っている同僚を尻目に、ばりぼりがさごそとはた迷惑な騒音を立てながら、職場で落花生を食い散らかすアラサー野郎があなたの周りにいるだろうか。

 

いたとしたら、そいつは間違いなく火星人ならぬ落花生人だ。

 

このままどんどんエスカレートしていけば、上司の目を盗んで仕事中につまみ食う、家に帰って寝る前に歯を磨きながら食うなんていう事になりかねない。しまいには自ら落花生の殻に入って寝ながら食うようになるかもしれない。

 

過ぎたるは及ばざるが如し。

 

身にしみる金言だ。きっと手痛い失敗に顔を歪めながら、ため息交じりにぽろっとこぼれた言葉に違いない。

 

きっとそいつも落花生人だったでは・・・

 

んなはずねえか。

 

とりあえず、これから落花生の量は控えます。